TOEIC875点・英検1級の筆者が、話題の書籍『TOEIC L&R TEST ロジカル勉強地図』(著:HARU)を実際に読んでみました。
本記事では、TOEICスコアアップに悩んでいる方、英語学習のモチベーションが続かない方に向けて、共感できた学習法や体験談を交えながらレビューをお届けします。
✅「TOEIC勉強法に迷っている…」
✅「英語を勉強しても続かない…」
✅「TOEIC対策とオンライン英会話の関係が知りたい」
そんな方に向けて、ロジカルに“本質を突いた勉強法”を紹介していきます。
TOEIC勉強法の基本|“体重計”として活用する継続戦略
「TOEICは体重計」という表現が本書で紹介されていましたが、これはまさに英語学習者にとっての核心を突いている言葉だと感じました。
体重計のように、努力をしなければすぐに数値に反映され、サボれば如実に点数が落ちる。
逆に継続的な努力をすれば、成果もスコアとして見えてくる。その即時性がTOEICの魅力でもあります。
私自身も、TOEICの受験を学習のペースメーカーとして活用しています。
勉強のやる気が湧かないときでも、試験日が決まっていれば自然と行動が伴う。
「やる気は、やりながら出てくる」というのは真理であり、仕事や勉強において多くの人が経験していることでしょう。
また、TOEICは2〜3ヶ月ごとに実施されており、頻繁にチャレンジできる点も大きなメリットです。
短期目標を設定しやすく、スコアをチェックしながら軌道修正できるのは、学習者にとって非常に心強い環境です。
TOEICは単なるテストではなく、学習サイクルの「トリガー」にもなります。
「次の試験までにPart 3の先読みスキルを身につけよう」「今回は800点を超えたい」といった具体的な目標があることで、日々の学習に集中力と意味を持たせることができるのです。
TOEIC単語の覚え方|暗記より“出会い直す”が効果的な理由
「英単語は覚えようとしない」というメッセージは、これまでにいくつもの単語帳を買い、何度も挫折してきた人にとっては驚きかもしれません。
しかし、この考え方は本質的で非常に納得がいくものです。
私も学生時代は「英単語は書いて覚えるもの」と信じていました。
ノートに何度も書き写し、一日1時間は単語だけの時間に費やしていたこともあります。しかし、結果として長期的に記憶に残るものはごくわずかでした。
一方で、自然に覚えた単語は「book」や「apple」のように、いちいち日本語に訳さなくても意味がすぐにわかります。
こういった単語は、何度も実際の文脈で“出会い直す”ことで脳にしっかり定着しているのです。
語彙力を上げたい方には、文章やリスニングを通じて単語に“再会する”ことをおすすめします。記憶の定着率も高く、ストレスも少ない学習法です。
TOEICリスニング勉強法|スコア200点アップの体験談
私がTOEICのスコアを短期間で460点から665点まで引き上げた時の最大のポイントは、「公式問題集の徹底反復」です。
まず1回分のリスニング問題を用意し、スクリプトを見ながら何度も繰り返し聞きました。
最初は全然聞き取れませんでしたが、カタカナで音を書き込み、聞こえた音をモノマネのように口に出す練習を行うことで、少しずつ「聞こえる感覚」が掴めるようになりました。
また、この本で共感したのは「0.7倍速でのリプロダクション練習」です。
普段のスピードでは聞き取れない音も、少し遅くすることで細かい発音やリエゾンに気づけるようになり、リスニング力が一気に向上します。
この方法はTOEICだけでなく、海外のeラーニングや映画の視聴にも活かせます。
速度を変えるだけでこんなにも聞こえ方が変わるのか…と目から鱗でした。
Part3・Part4は設問を先読みすべきか?
TOEICのPart3・Part4において「設問の先読みをするべきか?」という問いに対して、HARUさんの考えと私の本音が完全に一致していました。
それは「シチュエーションがイメージできる程度に先読みするべき」という結論です。
正直なところ、私はこれまで「先読みは疲れるし、ぶっつけ本番で解いてもある程度いけるだろう」と思って避けていました。
しかし、経験上、設問を先読みしたときの方が明らかに正答率が高いことは分かっていました。それでも、試験中に集中力を維持するのがしんどくて、つい楽な方へ逃げてしまっていたのです。
そんな私に対して、「普段から30秒で先読みする練習をしておこう」という本書のアドバイスは非常に腑に落ちました。要は、本番で楽にできるように、日常のトレーニングで先読み力を鍛えておくということです。
これは「長文読解の速読トレーニング」とも通じるところがあり、TOEICだけでなく英検やビジネス英語にも活きるスキルだと感じました。
今後は、公式問題集を使った練習時に30秒タイマーをセットして、設問と選択肢を読みながら「どんな会話か」「何を聞かれそうか」を予測するトレーニングを取り入れていこうと思います。
TOEICスピーキングとオンライン英会話|効果的な使い方とは
英語学習で“話せるようになりたい”と考える方にとって、オンライン英会話は欠かせない存在です。
本書でも、「自分の本心で話す準備をすること」「文法と発音の正確さを意識すること」が重要だと強調されており、私自身も強く共感しました。
特に印象に残ったのは、「本心を伝える練習をする」という部分。オンライン英会話でよくあるやりとり、「How are you?」に対して毎回「I’m good.」と答えるだけでは、英語の練習にはなりません。
仕事が忙しかった、昨日は寝不足だった、週末に旅行に行った…など、日常で実際に感じていることを英語で伝えられるように、事前に準備しておくことが推奨されていました。
さらに、正しい文法・正しい発音を意識することも忘れてはいけません。
スピーキング力を上げるというと「ペラペラ話す」イメージを持ちがちですが、ネイティブが「英語が上手」と評価する基準は、流暢さではなく“正確さ”であることが多いのです。
私もこの考え方をもとに、次回のレッスンでは沈黙を恐れず、正しい文法で話すことを意識してみようと思っています。
たとえ話すスピードが遅くても、自分の英語に自信を持てるようになるのが何より大事です。
TOEIC対策にオンライン英会話を続けるコツ|習慣化の秘訣
「オンライン英会話を始めたけど続かなかった」という人は意外と多いのではないでしょうか。
私も以前は毎日コースに申し込んでいたのですが、だんだん“レッスンを受けること”が目的化してしまい、内容の濃さが薄れていくのを感じました。
そんな中でHARUさんが語っていた「予習・復習が7割」という言葉に、深く納得しました。
実際のレッスン時間はたった25分程度でも、その前後にしっかりと準備と振り返りを行うことで、学習効果は何倍にも跳ね上がります。
最近の私は、月8回など回数を絞ったコースに変更し、1回1回のレッスンに集中するようにしています。
その結果、レッスンでの発言量が増え、自分の課題も見えやすくなってきました。
実際に使っていたのは【レアジョブ英会話】。月額プランも豊富で続けやすいです。
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TOEIC S&Wに挑戦してみようと思った理由
これまでTOEIC S&W(スピーキング&ライティング)テストは、受験料の高さがネックで敬遠していました。
しかし、転職した会社に「受験費用補助制度」があることを知り、初めて受験を前向きに検討し始めています。
S&Wテストは、Eメールの作成や口頭での説明といった“実践的なビジネス英語”が問われるため、単なる資格取得を超えて、現場で役立つスキルが身につく点に魅力を感じています。
今後、海外とのミーティングや出張の機会が増えていくことを考えると、今のうちに準備しておく価値は十分にあると感じました。
英検1級は“高地トレーニング”として最適
英検1級は、英語学習における“高地トレーニング”的存在です。
私は英検1級合格後にTOEICを受験し、875点を取りましたが、当時の英検学習の濃さがそのままTOEICにも活かされたと強く感じています。
語彙、読解、リスニング、スピーキングすべての面で求められるレベルが非常に高いため、TOEICの勉強だけでは得られない力が鍛えられます。
もちろん難易度は高いのですが、あえてチャレンジしてみることで、英語の基礎体力が数段階引き上げられるような感覚があります。
👉 英検1級一次試験の対策と体験記
👉 英検1級二次試験の実況&対策
究極の単語帳として紹介されていた『究極の英単語 SVL Vol.4』も、非常に気になる一冊です。私もこれから挑戦してみたいと思います。
更に高度な単語帳として、究極の英単語 SVL Vol.4 も紹介されていました。
これもかなり気になっていたので、やってみようかと思います!
まとめ|TOEICと英会話、学習継続のカギは“習慣化と本質”
以上、『TOEIC L&R TEST ロジカル勉強地図』のレビューを実体験と絡めてお届けしました。多くの点で私自身の学習スタイルや価値観と共通する部分があり、非常に共感できる一冊でした。
📘 TOEICは“体重計”として定期的に活用しよう
🧠 単語は“覚える”より“繰り返し出会う”ことが大事
🎧 リスニングは“モノマネ音読”と“スロー再生”で飛躍的に向上
🗣️ 英会話では“正確さ”と“本音を話す練習”が肝心
まだ本書を読んでいない方は、ぜひ手に取ってみてください。英語学習における迷いや不安を払拭し、次の一歩を踏み出す勇気がもらえる一冊だと思います。
そして、アウトプットの力をつけるには、やはりオンライン英会話が最強のツールです。無料体験レッスンを活用して、自分の可能性を広げてみましょう!
👉 【QQ English】英会話は「プロの教師」から学ぶのが近道です
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やはり英語学習には継続的な試験の受験によるモチベーションの維持や、アウトプットの練習が不可欠です。


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