
論文試験には論述の対象としている内容について、概要を最初に簡単に記載するアンケート的なものがあります。
これは論文の内容、受験資格区分と整合性が取れていないと一発不合格ですので、注意点をお伝えします。
本記事のテーマ
論文試験において、論文とこのアンケートのような概要に矛盾があれば即不合格!したがって大変重要なため、早めに意識しておくことが必要です。
記事の信頼性(誰が書いているのか)
論述の対象とする〇〇の概要 なぜ大事か
タイトルの〇〇の部分は、試験区分によって以下のように異なります。
・ITストラテジストの場合 → 構想、計画策定、システム開発
・プロジェクトマネージャの場合 → プロジェクト
・ITサービスマネージャの場合 → ITサービス
これを知らない、または軽視している受験者が多いと思います。
採点講評でも度々触れられています。
ITストラテジストの例

このように、矛盾が生じたり内容が適切でないと一発で不合格になります。
試験区分の実務経験がないときの注意事項
試験区分の経験がない、例えばプロマネをやったことがないけどプロジェクトマネージャを受験する、という人は多いと思います。
この時に論述の対象とする〇〇の概要に、正直に自分の立場を「担当者」などと答えるのはNGです。
各区分のアンケートの下の方に、「あなたの役割」を選択する部分があります。
プロジェクトマネージャならプロマネとして、ITストラテジストならストラテジストとして記入するようにしてください。

普段の勉強の時から、自分はプロマネとか、自分はストラテジストとか思いこみながら勉強してください。
ここから先は、具体的に各区分で記入を求められる具体的な内容です。
ご自身の受験区分の内容をよく確認して、勉強の時から頭の中でイメージしておいてください。
ITストラテジスト「論述の対象とする構想、計画策定、システム開発の概要」
<<論述の対象とする構想、計画またはシステムの概要>>
<ITサービスの名称>
①名称: 30 字以内で、分かりやすく簡潔に表してください。
例)衣料小売業の新たな収益源の獲得を実現するビジネスモデルの立案
パッケージソフト適用による分散型生産管理システムの再構築計画
物流サービスの優位性確保のための、ITを活用した業務改革
<システムが対象とする企業・機関>
②企業・機関などの種類・業種:1.建設業 2.製造業 3.電気・ガス・熱供給・水道業 4.運輸・通信業 5.卸売・小売業・飲食店 6.金融・保険・不動産 7.サービス業 8.情報サービス業 9.調査業・広告業 10.医療・福祉業 11.農業・林業・漁業・鉱業 12.教育(学校・研究機関) 13.官公庁・公益団体 14.特定しない 15.その他( )
③企業・機関などの規模:1.100人以下 2.101~300人 3.301~1,000人 4.1,001~5,000人 5.5,001人以上 6.特定しない 7.分からない
④対象業務の領域:1.経営・企画 2.会計・経理 3.営業・販売4.生産 5.物流 6.人事 7.管理一般 8.研究・開発 9.技術・制御 10.特定しない 11.その他( )
<システムの規模>
⑤主なハードウェア:1.クライアントサーバシステム ア.(サーバ 約 台、クライアント 約 台) イ.分からない 2. Web システム ア.(サーバ 約 台、クライアント 約 台) イ.分からない 3.メインフレーム又はオフコン(約 台)及び端末(約 台)によるシステム 5.特定しない 6.その他( )
⑥ネットワークの範囲:1.企業間・他機関との間 2.同一企業・同一機関などの複数事業所間 3.単一事業所内 4.単一部門内 5.なし 6.その他( )
⑦システムの利用者数:1.1~10人 2.11~30人 3.31~100人 4.101~300人 5.301~1,000人 6.1,001~3,000人 7.3,001人以上 8.わからない
<構想、計画策定又はシステム開発などの規模>
⑧総工数:1.(約 )人月 2.分からない
⑨費用総額:1.(約 )百万(ハードウェア費を ア.含む イ.含まない) 2.分からない
⑩期間:1.( 年 月)~( 年 月) 2.分からない
<構想、計画策定又はシステム開発などにおけるあなたの立場>
⑪あなたが所属する企業・機関など:1.ソフトウェア業・情報処理サービス業等 2.コンピュータ製造・販売企業など 3.ユーザ企業等のシステム部門 4.ユーザ企業等のその他部門 5.その他( )
⑫あなたの担当業務:1.情報戦略立案 2.システム企画・計画 3.システム設計 4.システム運用 5.プロジェクト管理 6.技術支援 7.プログラミング 8.その他( )
⑬あなたの役割:1.全体責任者 2.チームリーダ 3.チームサブリーダ 4.スタッフ 5.その他( )
⑭あなたが所属するチームの人数:(約 人)~(約 人)
⑮あなたの担当期間:( 年 月)~( 年 月)

という感じです。
特に下の方の担当業務や役割は”ITストラテジスト”であることが求められますので、気を付けてください。
具体的には、情報戦略立案やシステム企画・計画、全体責任者、チームリーダである必要があります。
プロジェクトマネージャ「論述の対象とするプロジェクトの概要」
<<論述の対象とするプロジェクトの概要>>
<システムの名称>
①名称: 30 字以内で、分かりやすく簡潔に表してください。
例)ソフトウェアパッケージ適用による顧客管理システムの構築
クライアントサーバシステム向け購買システムの開発
金融サービス業務基幹系システムにおけるサブシステムの開発
<システムが対象とする企業・機関>
②企業・機関などの種類・業種:1.建設業 2.製造業 3.電気・ガス・熱供給・水道業 4.運輸・通信業 5.卸売・小売業・飲食店 6.金融・保険・不動産 7.サービス業 8.情報サービス業 9.調査業・広告業 10.医療・福祉業 11.農業・林業・漁業・鉱業 12.教育(学校・研究機関) 13.官公庁・公益団体 14.特定しない 15.その他( )
③企業・機関などの規模:1.100人以下 2.101~300人 3.301~1,000人 4.1,001~5,000人 5.5,001人以上 6.特定しない 7.分からない
④対象業務の領域:1.経営・企画 2.会計・経理 3.営業・販売4.生産 5.物流 6.人事 7.管理一般 8.研究・開発 9.技術・制御 10.特定しない 11.その他( )
<システムの規模>
⑤主なハードウェア:1.クライアントサーバシステム ア.(サーバ 約 台、クライアント 約 台) イ.分からない 2. Web システム ア.(サーバ 約 台、クライアント 約 台) イ.分からない 3.メインフレーム又はオフコン(約 台)及び端末(約 台)によるシステム 4.特定しない 5.その他( )
⑥ネットワークの範囲:1.企業間・他機関との間 2.同一企業・同一機関などの複数事業所間 3.単一事業所内 4.単一部門内 5.なし 6.その他( )
⑦システムの利用者数:1.1~10人 2.11~30人 3.31~100人 4.101~300人 5.301~1,000人 6.1,001~3,000人 7.3,001人以上 8.わからない
⑧システムの端末数:1.1~10台 2.11~30台 3.31~100台 4.101~300台 5.301~1,000台 6.1,001~3,000台 7.3,001台以上 8.わからない
<構想、計画策定又はシステム開発などの規模>
⑨総工数:1.(約 )人月 2.分からない
⑩費用総額:1.(約 )百万(ハードウェア費を ア.含む イ.含まない) 2.分からない
⑪期間:1.( 年 月)~( 年 月) 2.分からない
<構想、計画策定又はシステム開発などにおけるあなたの立場>
⑫あなたが所属する企業・機関など:1.ソフトウェア業・情報処理サービス業等 2.コンピュータ製造・販売企業など 3.一般企業などのシステム部門 4.一般企業などのその他部門 5.その他( )
⑬あなたが担当したフェーズ:1.システム企画・計画 2.システム設計 3.プログラム開発 4.システムテスト 5.移行 6.その他( )
⑭あなたの役割:1.プロジェクトの全体責任者 2.プロジェクト管理スタッフ 3.チームリーダ 4.チームサブリーダ 5.その他( )
⑮あなたが所属するチームの人数:(約 人)~(約 人)
⑯あなたの担当期間:( 年 月)~( 年 月)

ここもあなたの役割、の回答の仕方に気を付けてください。
プロジェクトの全体責任者以外の選択肢は事実上ありません!
システムアーキテクト「論述の対象とするシステムの概要」
<<論述の対象とするシステムの概要>>
<システムの名称>
①名称: 30 字以内で、分かりやすく簡潔に表してください。
例)小売業販売管理システムにおける売上統計サブシステム
パッケージソフト適用による分散型生産管理システム
クライアントサーバ型システム向けの運用支援システム
Webブラウザ上で動作する引合・見積・受注システム
<システムが対象とする企業・機関>
②企業・機関などの種類・業種:1.建設業 2.製造業 3.電気・ガス・熱供給・水道業 4.運輸・通信業 5.卸売・小売業・飲食店 6.金融・保険・不動産 7.サービス業 8.情報サービス業 9.調査業・広告業 10.医療・福祉業 11.農業・林業・漁業・鉱業 12.教育(学校・研究機関) 13.官公庁・公益団体 14.特定しない 15.その他( )
③企業・機関などの規模:1.100人以下 2.101~300人 3.301~1,000人 4.1,001~5,000人 5.5,001人以上 6.特定しない 7.分からない
④対象業務の領域:1.経営・企画 2.会計・経理 3.営業・販売4.生産 5.物流 6.人事 7.管理一般 8.研究・開発 9.技術・制御 10.特定しない 11.その他( )
<システムの規模>
⑤システムの形態と規模:1.クライアントサーバシステム ア.(サーバ 約 台、クライアント 約 台) イ.分からない 2. Web システム ア.(サーバ 約 台、クライアント 約 台) イ.分からない 3.メインフレーム又はオフコン(約 台)及び端末(約 台)によるシステム 4.特定しない 5.その他( )
⑥ネットワークの範囲:1.企業間・他機関との間 2.同一企業・同一機関などの複数事業所間 3.単一事業所内 4.単一部門内 5.なし 6.その他( )
⑦システムの利用者数:1.1~10人 2.11~30人 3.31~100人 4.101~300人 5.301~1,000人 6.1,001~3,000人 7.3,001人以上 8.わからない
<システム開発の規模>
⑧総開発工数:1.(約 )人月 2.分からない
⑨開発費総額:1.(約 )百万(ハードウェア費を ア.含む イ.含まない) 2.分からない
⑩開発期間:1.( 年 月)~( 年 月) 2.分からない
<システム開発におけるあなたの立場>
⑪あなたが所属する企業・機関など:1.ソフトウェア業・情報処理サービス業等 2.コンピュータ製造・販売企業など 3.ユーザ企業等のシステム部門 4.ユーザ企業等のその他部門 5.その他( )
⑫あなたが担当したフェーズ:1.システム企画・計画 2.システム設計 3.プログラム開発 4.総合テスト 5.移行・運用 6.その他( )
⑬あなたの役割:1.プロジェクトの全体責任者 2.プロジェクト管理スタッフ 3.チームリーダ 4.チームサブリーダ 5.その他( )
⑭あなたが所属するチームの人数:(約 人)~(約 人)
⑮あなたの担当期間:( 年 月)~( 年 月)

担当フェーズはシステム企画・計画、システム設計、役割はリームリーダなどがベストではないかと思います。
ITサービスマネージャ「論述の対象とするITサービスの概要」
<<論述の対象とするITサービスの概要>>
<ITサービスの名称>
①名称: 30 字以内で、分かりやすく簡潔に表してください。
例)通信機器製造会社Aの基幹情報システムのサービスデスク
<ITサービスの対象とする企業・機関>
②企業・機関などの種類・業種:1.建設業 2.製造業 3.電気・ガス・熱供給・水道業 4.運輸・通信業 5.卸売・小売業・飲食店 6.金融・保険・不動産 7.サービス業 8.情報サービス業 9.調査業・広告業 10.医療・福祉業 11.農業・林業・漁業・鉱業 12.教育(学校・研究機関) 13.官公庁・公益団体 14.特定しない 15.その他( )
③企業・機関などの規模:1.100人以下 2.101~300人 3.301~1,000人 4.1,001~5,000人 5.5,001人以上 6.特定しない 7.分からない
④対象業務の領域:1.経営・企画 2.会計・経理 3.営業・販売4.生産 5.物流 6.人事 7.管理一般 8.研究・開発 9.技術・制御 10.特定しない 11.その他( )
<システムの構成>
⑤システムの形態と規模:1.クライアントサーバシステム ア.(サーバ 約 台、クライアント 約 台) イ.分からない 2. Web システム ア.(サーバ 約 10 台、クライアント 約 台) イ.分からない 3.メインフレーム又はオフコン(約 台)及び端末(約 台)によるシステム 5.特定しない 6.その他( )
⑥ネットワークの範囲:1.企業間・他機関との間 2.同一企業・同一機関などの複数事業所間 3.単一事業所内 4.単一部門内 5.なし 6.その他( )
<ITサービスの規模・形態など>
⑦ITサービスの利用者:1.同一企業内 2.他企業 3.個人 4.その他( )
⑧ITサービスの利用者数:1.(約 人) 2.分からない
⑨ITサービス提供に携わる要員数:1.(約 人) 2.分からない
<ITサービスマネジメントにおけるあなたの立場>
⑩あなたが所属する企業・機関など:1.ソフトウェア業・情報処理・提供サービス業など 2.コンピュータ製造・卸売業など 3.一般企業など 4.その他( )
⑪あなたの担当業務:1.企画 2.設計 3.構築・導入 4.運用・保守 5.その他( )
⑫あなたの所属する部門又はチームの名称:( )
⑬あなたの役割:1.部門マネージャ 2.チームリーダ 3.チームサブリーダ 4.担当者 5.技術支援者 6.その他( )
⑭部門又はチームの構成人数:(約 人)注)⑬のあなたの役割が 1 の場合は部門の構成人数を、 2~5 の場合はチームの構成人数を、 6 の場合は部門又はチームの構成人数を記入する。
⑮あなたの担当期間:( 年 月)~( 年 月)

ここも役割は部門マネージャかチームリーダでしょうね。
まとめ
午後Ⅱ論文試験では「論述の対象となる〇〇の概要」の記入が必要になります。
これは試験開始後すぐではなく、論文骨子を作り終えた後に記入することをおすすめします。
骨子と内容がズレると減点や不合格につながるため注意が必要です。
私が公開している論文骨子例やサンプル論文も参考にしてください。
▶午後Ⅱ合格論文の実例:
高度試験取得後に実現した転職成功体験
私自身、情報処理技術者試験の高度資格を複数取得したことで、キャリアの大きな転機を迎えることができました。
ITエンジニアとしてスタートし、SE、プロジェクトマネージャー、DX推進担当としての実務経験を積み、難関資格の取得とともに自らの市場価値を高めてきました。
特に、ITストラテジストやプロジェクトマネージャ試験の合格、そして英語力がアップした後には年収アップやより裁量権の大きいポジションへの転職を実現。
グローバル企業への転職にも成功しました。
転職活動では自分のスキルや知識だけでなく、高度試験合格実績が大きな武器となったことを実感しています。
実際面接でも高度試験の合格実績は面接官から触れられます。
資格は実績の裏打ちです。説得力を増す大きな材料です!
私の経歴:
- ITエンジニア歴18年以上
- 情報処理技術者試験 高度資格(ITストラテジスト、プロジェクトマネージャなど)取得
- 英検1級・TOEIC875点を保持
- 大手企業のIT企画・DX推進業務に従事
- 国内外での実務経験あり
- 残業月60時間&年収500万未満 → 残業ゼロ&年収1000万超
もし「次のキャリアステップに進みたい」「資格を活かして転職したい」とお考えの方には、転職エージェントの活用をおすすめします。
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