【体験談】社内SEとして4回転職した私が実感したキャリアアップの現実と英語力の価値|TOEIC・英検と転職成功の関係
私はこれまでに3回の転職を経験し、現在は4社目の社内SEとして働いています。これまでのキャリアは、SIer(システムインテグレーター)から始まり、大手住宅設備メーカー、中堅化学メーカー、そして現在は大手化学メーカーに在籍しています。
本記事では、転職によるキャリアの変化や年収アップ、そして英語力(英検1級・TOEIC875点)がどのように転職活動に役立ったかを実体験ベースでお伝えします。
転職後の人生は、年収や働き方だけでなく、自己肯定感まで大きく変わりました。特に30代からの英語学習がその変化に大きく貢献しています。
【SIer→社内SE】1社目の下積み時代と多忙な日々|年収とスキルのギャップ
1社目では、社員数の少ないSIerで、システム開発案件の要件定義から納品までを一貫して担当。20代前半からプロジェクトマネージャーを任されるなど、スピード感ある環境でしたが、その分長時間労働が常態化しており、1日12時間勤務、土曜出勤も頻繁でした。
面接官:「要件定義も一人で?」
私:「はい。顧客折衝からドキュメント作成、納品まで全てやっていました」
この経験が、後の転職で非常に高く評価されました。
しかし、年収面では厳しく、30歳時点で残業込みでようやく500万円に届くかどうか。昇給も年間1,000円/月という状況でした。
同僚:「俺、40手前だけど年収530万止まりだよ…」
私:「…これは限界かもしれない」
この現実を知り、「給料を上げるには会社を変えるしかない」と強く実感しました。
資格支援制度は充実しており、私は以下の資格を取得:
- 基本情報技術者
- 応用情報技術者(旧ソフトウェア開発技術者)
- データベーススペシャリスト
- システムアーキテクト
- プロジェクトマネージャ
- Oracle Master Gold 11g
- 日商簿記2級
これらの資格は、2社目以降の転職で「学習意欲」や「業務理解力」の証明として確実に役立ちました。
【SIer→大手住宅設備】2社目での企画業務と英語学習|TOEICスコアが評価された転職
2社目は、大手住宅設備メーカーに転職。システム開発職として入社後、わずか半年でシステム企画に異動。人員不足もあり、調整・提案・調達など多岐に渡る業務を一人でこなす日々に突入しました。
カルチャーショックも大きく、社内の雰囲気、意思決定のプロセス、関係部署からのプレッシャー、すべてが未知でした。
仕事自体はハードでしたが、この会社で「メンタルの強さ」が鍛えられたのは間違いありません。
この時期、英語学習に注力し、TOEICを半年で460→765点にアップ。通勤2時間+残業30時間でも工夫して学習を継続しました。
TOEICの点数が上がることで、エージェントから紹介される求人の幅も明らかに広がりました。
2年ほど勤めて年収は480万→600万へ。係長昇進の話も出ていましたが、心身のバランスを取りたくなり、次の転職を検討することになります。
【TOEIC875×社内SE】地に足のついたキャリアアップと年収1000万円|中堅化学メーカーでの経験
転職の条件は、「通勤時間の短さ」「社内SEとしての裁量」「年収アップ」の3つ。このすべてを満たす企業を半年かけて2社に絞り込み、最終的に中堅化学メーカーへの転職を決めました。
入社後は、アプリ・インフラの両領域、開発・運用業務とすべての範囲を担当することになり、エンジニアとしての引き出しが大きく広がりました。
といっても残業もほぼ0、快適な環境でした。
なお、この会社では英語を業務で使うことはほとんどありませんでした。TOEIC875点、英検1級を取得していても、職場の性質によっては英語力を発揮する場面が限られるのが現実です。
ただ、在職中に取得したこれらの資格と、幅広いIT領域での実務経験が評価され、次の転職では年収1,000万円超・海外案件あり・フルリモート対応といった、まさに理想的な条件を満たす企業から内定を獲得しました。
【1000万突破】英語を活かせる理想の職場への転職と、退職時のリアルなやりとり
次の転職では、海外出張あり・在宅勤務可・年収1,000万円以上という理想的な条件を提示してくれる企業に出会い、面接に進みました。
面接官:「これまで英語を実務で使った経験はありますか?」
私:「実務ではありませんが、TOEIC875点と英検1級を取得しており、準備はしています」
この正直な回答が功を奏し、英語面接でも問題なく対応でき、内定につながりました。
そして、3社目を辞める際のやり取りは、今でも印象に残っています。
私:「朝からすみません、少しお時間いただけますか」
上司:「朝イチで暗い部屋に呼ばれて、良い話のはずがないな…」
私:「実は、転職が決まりまして…」
しばらく沈黙ののち、役員クラスの方からも次々と声をかけられました。
役員:「新しい会社が合わなかったら、いつでも戻っておいで」
人事:「最近は出戻りも歓迎してる。あなたなら大歓迎、いつでも連絡して」
こうした温かい言葉に支えられ、迷いなく前進できたのがとても心強かったです。
【現在】大手化学メーカーで実感する、英語とキャリアの価値
今は大手化学メーカーで管理職として働いており、年収は1,000万円超・英語会議・海外出張あり・在宅勤務可といった理想の環境にいます。
かつてのように昇給が1,000円/月の世界とはまったく異なる現実です。
エージェント:「今の職場でも評価されているのに、本当に転職されますか?」
私:「英語を実務で使いたいんです。ずっとそのために準備してきました」
その答えは、今も間違っていなかったと思っています。
【まとめ】英語学習と転職の相乗効果|今からできる第一歩とは
私の転職とキャリア形成で役立ったのは、以下のポイントです。
- 資格取得は信頼の証:TOEICや英検は「学ぶ姿勢」の可視化に役立つ
- オンライン英会話で実践力を補完:スピーキング対策とTOEIC対策に両対応
- エージェント活用は複数登録が鍵:相性と求人網を広く確保するのが成功への近道
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「TOEICを取っただけじゃ変わらない」と思っていた自分が、今ではTOEIC875点・英検1級を武器に年収1,000万円の社内SEとして働いています。
英語も転職も、はじめるのに遅すぎることはありません。自分の可能性を信じて、一歩を踏み出してみてください。
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